お茶の産地|宮崎県|宮崎茶、釜炒り製玉緑茶などの特徴について

宮崎県産のお茶について

平成28年荒茶生産量3760トン。
温暖な気候と適度の降雨、そして肥沃な大地に恵まれ、お茶の栽培には最適な環境にあり、茶園面積は全国6位、荒茶生産量は全国4位となっていますが、多くは県外へブレンド用として出荷されることが多い傾向にあります。

日向市と都城市、串間市、川南町などが主産地で煎茶の生産が全生産量の約8割を占めています。高千穂を中心とする北西部山間地では釜炒り製玉緑茶の生産が行われいます。平坦地では経営規模も大きく大型機械化栽培も進められており、全国的にも有名な茶処となっています。

無農薬のお茶作りに力を入れている産地のひとつであり、味はやや濃く、渋味の中に甘味があるのが特徴とされています。 大半の産地では「宮崎茶」としてブランド統一を行う傾向が強くなっています。

主な茶の銘柄
  • 宮崎茶
  • 都城茶
  • 日向茶
  • 延岡茶
  • 五ヶ瀬釜炒茶
  • 高瀬穂釜炒茶

宮崎茶について

宮崎茶・みやざき茶は宮崎県で作られるお茶の総称です。

宮崎における煎茶の製法は、宝暦初年(1751年)に都城島津藩家士の池田貞記が山城宇治に赴き、蒸製製茶法を取得して藩内に広めたのが始まりとされており、宝暦7年(1757年)に当時の桃園天皇にお茶を献上しています。

宮崎県で栽培されている品種

「みやざき茶」は、“やぶきた”以外に県が推奨する12品種をはじめ、優れた特徴を持つ多くの品種が栽培されています。

宮崎県で推奨されている茶品種
  • さえみどり(早生)
  • ゆめかおり(早生)
  • さきみどり(やや早生)
  • やぶきた(中生)
  • はるもえぎ(中生)
  • なごみゆたか(中生)
  • みねかおり(やや晩生)
  • みなみさやか(やや晩生)
  • ふうしゅん(晩生)
  • おくみどり(晩生)
  • みやまかおり(晩生)
  • はるのなごり(晩生)

釜炒り茶について

宮崎茶房 有機釜炒り茶 上級 100g [有機JAS]

  • 名称:有機釜炒り茶
  • 原材料名:有機緑茶
  • 内容量:100g

RAKUTEN

釜炒り茶の歴史は、蒸し製の煎茶よりも古く、15世紀前後に中国から日本に伝わったといわれ、九州の一部の地域でしか製造されていない、とても貴重なお茶です。

蒸して茶を殺青させる「煎茶」に対して、「釜炒り茶」は、その名のとおり釜で茶を炒って作られます。 水色はきれいな黄金色で、澄んでおり、「釜香」と呼ばれる香ばしいすっきりした香りが特徴とされています。味はまろやかで、喉を通ると胸がすくような爽やかさがあります。

宮崎では、高千穂町をはじめ五ヶ瀬町、日之影町などで生産され日本一の生産量を誇っています。

第72回全国茶品評会の「釜炒り茶」部門では、産地賞と農林水産大臣賞を受賞しています。 第72回全国茶品評会

都道府県別お茶のまとめ


お茶の産地を各都道府県毎に紹介しています。


お茶の産地一覧
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日本の緑茶について


二次加工茶(緑茶)






日本茶の銘柄について

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