日本茶の産地はどこがおすすめ?自分にあった日本茶の選び方

みなさんは、日本茶の産地と聞いて、どこを思い浮かべるでしょうか。 日本では、北は青森から南は沖縄まで、さまざまな場所でお茶の栽培が行われています。

産地が変わればそこで作られるお茶の個性・特徴も変化するものです。有名どころ(宇治、静岡、狭山、八女など)からこれまで知らなかったお茶の産地を見つけて見るのも楽しいものです。

以下にて、さまざま項目から日本全国の産地を紹介していきたいと思います。

日本の三大銘茶とは

日本茶に関する知られた歌で「色は静岡、香りは宇治よ、味は狭山でとどめさす」というものがあるように、静岡茶、宇治茶、狭山茶の3つのお茶のことを日本三大銘茶として広く知られています。

日本茶の三大銘茶

お茶の生産別に見る(主要産地)

平成29年の荒茶生産量(お茶の原料)の上位10位は以下の通りとなっています。

平成29年荒茶生産量/上位10位

北限の茶産地

茶の栽培は、青森秋田山形などでも行われていますが、経済的に見た栽培の北限は、新潟県村上市と茨城県大子町を結んだ付近とされています。

新潟産のお茶 茨城産のお茶

お茶の銘柄で選ぶ

日本は、全国にたくさんのお茶の産地があります。そして各産地にはそれぞれその土地の特色を生かした茶の栽培が行われており、とても特徴的なお茶が多く作られています。

日本で特に知られている茶の銘柄5つを紹介したいと思います。

静岡茶(静岡)

静岡県は日本のお茶の40%以上の生産量を誇る日本最大のお茶産地で、その静岡県で作られる静岡茶は、日本の三大茶(静岡茶、宇治茶、狭山茶)の一つとして数えられています。

静岡県のお茶の産地は、大きく分けて県中央部の牧之原台地をはじめ富士山麓、安倍川、大井川、天竜川、太田川流域で各地で自然環境を活かしたお茶づくりが行われています。

静岡県で作られるお茶は静岡茶と呼ぶことができますが、実際には”静岡茶”として売られることはほとんどなく、同じ県内でも、各産地ごとにブランド茶としてそれぞれの魅力を確立しているという点が特徴です。

宇治茶(京都)

農林水産省統計データによると京都府の平成28年荒茶生産量は3,190トンで全国5位。(静岡県の生産量は30,700トンと全国1位、続いて鹿児島県の24,600トン、三重県の6,370トン)茶の加工場数は静岡県に次ぐ数となっています。

京都は、茶の発展の長い歴史を持ち、高級茶の産地として知られています。

抹茶の原料となる碾茶や玉露などの覆い茶の生産が多く、また京番茶も人気があります。一般的に京都のお茶=宇治茶で知られており、お茶が作られる地域は主に宇治市、宇治田原町、和束町などがあります。

京都は、伝統ある茶産地というだけでなく、お茶文化の発信地としても重要な役割を担っている場所ともなっています。

狭山茶(埼玉)

埼玉県の平成28年の荒茶生産量は652トンとなっており、東日本では静岡県に次ぐ規模になっています。 鎌倉時代に明恵上人が川越地方にチャを植えたのが始まりとされています。

狭山茶は、主に埼玉県の狭山地方で生産される茶のことです。

渋味・味とも濃く、『狭山火入れ』といわれる独特の火入れが特徴で、スッキリとした香味があります。主に関東地方で消費されている。

首都圏での消費が高いため、全国に知られる名産地となっていますが、茶産地としては寒冷による摘採回数の少なさなどのために生産量はそこまで多くはありません。

八女茶(福岡)

福岡県の28年荒茶生産量1,870トン。 八女茶とは福岡県で生産されるお茶の総称のことでこれまで数々の茶品評会で賞を受賞してきた九州を代表するブランド茶です。

星野村などを中心とする山間部では高級玉露「本玉露」が生産され、玉露の生産量は全国トップクラスを誇るだけでなく毎年数々の茶品評会で賞を受賞している世界に誇る玉露の産地として知られています。

鹿児島茶(鹿児島)

平成28年の荒茶生産量は24600トン。 鹿児島県は生産地としての歴史は浅いものの、荒茶生産量で日本第二位となっており静岡に次ぐ生産量を誇り、九州一の大茶産地となっています。

知覧や頴娃(えい)、霧島南麓の茶産地が知られていますが、大隅半島沿岸の志布志周辺や薩摩半島内陸部にも茶園が広がっています。

温暖な気候で味が濃いものが多く、やや薄い香りが特徴とされています。煎茶が中心に作られています。 また、日本で一番最初の収穫が行われる新茶として『大走り新茶』と呼ばれることが有名です。

以下はお茶の産地とお茶の銘柄の一覧となっています。

青森県 黒石茶
岩手県 気仙茶、陸前茶
山形県 庄内産茶
宮城県 桃生茶
秋田県 檜山茶(ひやまちゃ)
茨城県 猿島茶、奥久慈茶、古内茶
栃木県 鹿沼茶、黒羽茶、板荷茶(いたがちゃ)
東京都 東京狭山茶
埼玉県 狭山茶、河越茶(川越茶)、秩父茶、児玉茶
千葉県 佐倉茶、八街茶(やちまたちゃ)
神奈川県 足柄茶
富山県 バタバタ茶
新潟県 村上茶(むらかみちゃ)
石川県 加賀棒茶、中居茶
山梨県 南部茶
長野県 伊那茶、赤石銘茶
岐阜県 美濃白川茶、揖斐茶、恵那茶、下呂茶、津保茶、郡上番茶
静岡県 静岡茶、川根茶、天竜茶、本山茶(ほんやまちゃ)・玉露本山茶、掛川茶、沼津茶、牧ノ原茶、春野茶、富士茶、裾野茶、朝比奈茶・朝比奈玉露、安倍茶、清水のお茶、朝比奈、岡部茶・玉露岡部茶、藤枝茶、志太茶、榛原茶、島田茶、金谷茶、さがら茶、御前崎茶、菊川茶、小笠茶、袋井茶、磐田茶、遠州森の茶、浜松茶、足久保茶、両河内茶(りょうごうちちゃ)、庵原茶(いはらちゃ)、梅ヶ島茶、榛原茶(はいばらちゃ)、みくりや茶、渋川茶、井川茶、新山茶、水窪茶(みさくぼちゃ)
愛知県 西尾の抹茶・西尾茶、新城茶、豊橋茶、三河茶、足助寒茶(あすけかんちゃ)
三重県 伊勢茶、度会茶(わたらいちゃ)、 飯南茶、鈴鹿茶、大台茶、亀山茶、水沢茶(すいざわちゃ)、美杉茶、香肌茶、伊賀茶、菰野茶、石榑茶(いしぐれちゃ)、芸濃茶、越賀茶
滋賀県 朝宮茶、政所茶、土山茶、水口茶
京都府 宇治茶、和束茶、綾部茶、両丹茶、 (京番茶)
奈良県 大和茶、月ヶ瀬茶、福住茶、柳生茶、山添茶
兵庫県 丹波茶、母子茶(もうしちゃ)、朝来みどり、やしろ茶、あさぎり茶
島根県 出雲茶、伯太茶・伯太番茶、大東茶・大東番茶、唐川番茶、(島根茶)
岡山県 美作茶、海田茶、武蔵番茶、富原茶、作州番茶
広島県 世羅茶
山口県 山口茶、小野茶
徳島県 阿波晩茶、寒茶、相生緑茶、歩危茶
香川県 高瀬茶、香川茶
愛媛県 新宮茶、久万茶、鬼北茶、宇和茶
高知県 土佐茶、四万十茶
佐賀県 嬉野茶、唐津茶
福岡県 八女茶、星野茶
長崎県 彼杵茶、世知原茶、ごとう茶
熊本県 矢部茶、泉茶、相良茶、鹿北茶、水俣茶、岳間茶
大分県 邪馬渓茶、因尾茶、さつき茶、津江茶
宮崎県 宮崎茶、都城茶、日向茶、延岡茶、五ヶ瀬釜炒茶、高瀬穂釜炒茶
鹿児島県 さつま茶、宮之城茶、ひおき茶、まつもと茶、知覧茶、枕崎茶、霧島茶、財部茶、曽於茶、末吉茶、志布志茶、有明茶、かのや茶、田代茶、大根占茶、種子島茶、みぞべ茶、えい茶
沖縄県 やんばる茶

各都道府県別のお茶の産地

お茶の産地を各都道府県毎に紹介しています。

お茶の産地一覧
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日本の緑茶について

緑茶とは

お茶の茶(生葉)は、摘採された時点から酸化酵素の働きによって変化(発酵)が始まりますが、新鮮な状態で熱処理(殺青)することで酸化酵素の働きを止めることで発酵をさせずに作られたお茶のことを緑茶(不発酵茶)と呼びます。 (※殺青:摘採された茶葉に熱処理を施すことにより、酸化酵素の働きを止めること。)

日本の緑茶の種類一覧


二次加工茶(緑茶)