お茶の産地|茨城県|茨城三大銘茶(猿島茶、奥久慈茶、古内茶)の特徴について

茨城県産のお茶について

茨城県の平成26年荒茶生産量272トン。 関東では埼玉に次ぐ、関東有数のお茶の産地。猿島(さしま)茶、奥久慈茶、古内茶の3つを茨城三大銘茶と呼んでいる。

主な茶の呼称
  • 猿島茶(さしま茶)
  • 奥久慈茶
  • 古内茶

猿島茶(さしま茶)

猿島茶(さしま茶)は、猿島地方(古河市、坂東市、常総市、境町、八千代町など)の平坦地で栽培され、ほどよい渋みと水色の濃いのが特徴とされる。 江戸時代から関宿藩の奨励作物として栽培された。後に宇治から技術を採り入れたことで、江戸の市場を開拓。 県南西部を中心に生産され、日本で初めて海外に輸出された歴史があり、6次産業化等の取組みも盛んに行われている。

参考情報

猿島茶 真心2本セット

  • 内容量:100g×2
  • 商品番号:sashimacha-mg-02

RAKUTEN

奥久慈茶

県北の大子町を中心とする山間地で栽培され特有の色沢の良さと香気がある。 新潟県村上市とともに一般流通される北限の茶産地としても知られる。(※経済的に見た栽培の北限 = 新潟県村上市と茨城県大子町を結んだ付近)

400年前に宇治から持ち帰った茶の樹を西福寺境内に植えたのが始まりとされている。

西福寺


江戸時代後期になり、京都宇治から茶職人を招き宇治流の製茶法が導入されたことで周辺地域で茶の栽培が広く普及することになる。

現在は、500軒ほどの農家が、やぶきた種を中心にお茶栽培を行っている。古くは保内茶、保内郷茶と呼ばれていました。

煎茶 緑茶 【 森乃園厳選 奥久慈茶 100g 】 茶葉 上級茶

  • 内容量:奥久慈茶 100g
  • 産地:茨城県奥久慈
  • 商品番号:MRR0085

RAKUTEN

古内茶(城里町)

徳川光圀公も愛したお茶

茨城県西部の城里町で生産されており、県下で最も古い産地で、室町時代初期に茶の栽培が始まったといわれています。後味すっきり・甘みと苦味のバランスがほどよいお茶です。

古内茶は、かの水戸藩第二代藩主・徳川光圀公も愛したお茶とされており、もともとは、城里町・下古内にある「清音寺(せいおんじ)」の境内だけで栽培されていたお茶でしたが、光圀公のすすめにより、古内地区一帯で広く栽培されるようになりました。

そして現在は、奥久慈茶や猿島茶と並んで、茨城三大銘茶の一つに数えられるお茶となっています。

徳川光圀は献上した茶を飲んだ際、感動の余り詩を詠んだという伝承が伝わり、その時名乗らせた『初音』の樹が現在も清音寺境内に残っています。

「水戸市優良観光土産品」にも登録されている「水戸茶(古内茶)」

都道府県別お茶のまとめ


お茶の産地を各都道府県毎に紹介しています。


お茶の産地一覧
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日本の緑茶について


二次加工茶(緑茶)






日本茶の銘柄について

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