お茶の産地|新潟県|北限のお茶・村上茶などの特徴について

新潟県産のお茶について

山形県境に近い村上市(新潟の最北部)を中心に栽培され、チャの経済的栽培の北限とも言われる。 寒冷地である為にタンニンが少なく渋みの少ないまろやかで、甘味のあることが特徴とされる。 積雪に耐えるため樹形を低くして仕立ている。新茶の摘み取りは遅く5月頃となる。

主な茶の呼称
  • 村上茶(むらかみちゃ)


村上茶の歴史

村上茶の歴史は古く、栽培の歴史は江戸時代初期(1620年代)まで遡ることができ、その始まりには以下の2説があるとされている。

  • 村上藩の大年寄・徳光屋覚左衛門(とくみつやかくざえもん)が宇治・伊勢から茶の種子を買い入れ、植えさせたとする説
  • 時の城主・堀直竒(ほり なおより)が江戸駒込の藩邸で栽培されていた種子を村上に移植したという説

北限の茶、「村上茶」

村上(茶)はよく日本海側の「北限(の茶)」と呼ばれることがあります。村上市は新潟県北端にあり、 商業的なお茶の生産地としては最も北に位置していることからそのように呼ばれています。 ※経済的に見た栽培の北限=新潟県村上市と茨城県大子町を結んだ付近

チャは、元来、亜熱帯原産の常緑植物であるため、寒冷な産地では、その生育に大きな影響を及ぼすこととなり栽培には不向きとなります。

新潟県村上市以北の東北地方でも、お茶の栽培は昭和の初めころまで盛んに行われて時期はありましたが、時代が進むにつれて温暖な産地の生産性や品質が向上し、寒冷な産地は次第に競争力を失っていったのが現状です。

雪国である新潟県の最北端にある村上市も、雪に見舞われる冬の時期だけでなく、春先の寒暖差が激しく日照時間の短い土地であり、決して茶の栽培に向いた土地ではありません。

しかし、このような中でも海岸側にあって比較的積雪量が少ないこと、適度な積雪が茶樹を寒風から保護してくれること、冬期の最低気温も-10度以下になることが少ないこと、などの条件に恵まれたこと、また村上の人々が長い年月をかけ、根気よく栽培技術を磨いてきたことがなどの理由により村上茶は日本で知られる茶となっていきました。

村上茶 煎茶特上九重 100g (九重園)

  • 品名:煎茶
  • 容量:100g
  • 商品番号:F17-Y26

RAKUTEN

「村上茶」の普及活動

現在、北限の茶、「村上茶」として村上市、そして新潟県をあげてブランド化を図っています。

村上茶ムリエ講座とは

北限の茶処村上で村上茶の歴史や日本茶のおいしい入れ方を日本茶インストラクターの手ほどきで学ぶ講座。修了者には、村上市観光協会より認定証が発行されます。

村上茶ムリエ講座について facebook

都道府県別お茶のまとめ


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