奈良県産のお茶について
平成28年荒茶生産量1,720トン。 奈良県のお茶(大和茶)は、三重県、滋賀県、京都の茶産地と隣接する大和高原一帯の山間地で、良質な茶が生産される。
標高200~500m、平均気温13~15℃、降雨量1500mmの山間冷涼地で、日照時間が短く、昼夜の温度差が大きく、地質は粘土層の地質が多く、土がミネラルなどを多く含むなど良質茶生産に適した条件がそろっています。
厳しいながらも恵まれた自然条件で栽培される大和茶は清々しい香りと深みのある味わいを感じることができる。
- 奈良県の主な茶の産地
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- 田原町
- 月ヶ瀬村
- 山添村
- 都祁村
- 室生村 など
大和茶について
奈良県で作られるお茶を総称し「大和茶」とし、奈良県のブランド茶となっていますが、生産地の名を冠して、以下の銘柄などがあります。
- 主な茶の銘柄
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- 月ヶ瀬茶
- 福住茶
- 柳生茶
- 山添茶 など
奈良県のお茶の歴史
1200年以上の歴史をもつ、大和茶
奈良県でのお茶のはじまりは1200年以上前にさかのぼります。
奈良県のお茶(大和茶)は、806年、弘法大師が唐よりお茶の種子を持ち帰り、奈良・宇陀に植えてお茶の製法を伝えたことが起源とされています。
奈良県で栽培される茶の品種
奈良県で栽培される茶の品種は以下の品種があります。
- 主な茶の銘柄
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- やぶきた
- やまとみどり(奈良県在来種実生選抜)
- おくみどり
- めいりょく(やぶきた実生選抜)
※やまとみどりについて
やまとみどりは、奈良県の在来種をもとに実生から品種改良されたもの。この品種は「茶農林10号」として1953年に品種登録が行われています。 晩生種で樹姿直立、樹勢中、葉は長だ円形で濃緑色、耐寒性特に強く、着芽が密で収量は中となっています。結実性が高く、煎茶として品質優良で、奈良県農試茶業分場で育成されました。
都道府県別お茶のまとめ
お茶の産地を各都道府県毎に紹介しています。
- お茶の産地一覧
- 青森県 岩手県 山形県 宮城県 秋田県 茨城県 栃木県 東京都 埼玉県 千葉県 神奈川県 富山県 新潟県 石川県 山梨県 岐阜県 和歌山県 愛知県 静岡県 京都府 奈良県 兵庫県 三重県 島根県 佐賀県 福岡県 鹿児島県 宮崎県 熊本県
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