中国烏龍茶|鳳凰単叢の産地 “鳳凰鎮・鳳凰山” アクセス方法2018

  • 品名:YUTSUYU | 夕露
  • 茶名:鳳凰単叢(ほうおうたんそう)
  • 英語名:Phoenix Oolong
  • 産地:中国 | 潮州
  • 種類:烏龍茶

IDLE MOMENTの”鳳凰単叢”はこちら

“PHOENIX OOLONG”

2018年4月から約2ヶ月間をかけて、中国、香港、台湾の茶の産地や市場を回る旅に出ています。 詳細は、以下のページにてご紹介しています。



潮州にある鳳凰山は、中国烏龍茶で有名な鳳凰単叢(ほうおうたんそう)の産地です。


こちらでは、潮州市内から鳳凰山の麓の町、鳳凰鎮と鳳凰山の中でも特に高級な鳳凰単叢が生産される烏崠山(烏崠村)へ訪問し茶園を見学した際の記録を紹介いたします。



  • ①潮州市内から鳳凰鎮へ
  • ②鳳凰鎮から烏崠山(烏崠村)

広州から潮汕・潮州へのアクセスと潮州の現地情報についてはこちら以下の記事にて紹介しています。



潮州市内から鳳凰鎮と鳳凰山へ

潮州市内から鳳凰鎮と鳳凰山へは、タクシーを使って行き帰りをしています。


タクシーは、潮州市内のどこにいてもつかまえることができると思いますが、私は宿泊地近くにあったバスターミナル『潮州汽車総站』へ行き、何人かタクシードライバーに鳳凰山までの往復金額と、彼らの所有する車の状態を確認し、ドライバーを選びました。


結果的に、朝方潮州市内を出発して、鳳凰鎮と鳳凰山(烏崠山)それぞれでしばらく滞在し、潮州市内に戻ってきたのが夕方頃でほぼ一日タクシーを利用し、支払った金額は、255元でした。


潮州市内から鳳凰鎮



潮州市内から鳳凰鎮までは、車で約40分ほどでした。ここまでは比較的道路が整備されているので、スムーズに到着しました。


タクシーにて鳳凰鎮へ向かう


鳳凰鎮に到着


気になった店で鳳凰単叢を試飲

山の上にも関わらず新鮮な魚が売られている


鳳凰鎮から鳳凰山(烏崠山)へ



鳳凰鎮にてお茶問屋を周りさらに、昼食を済ませた後、鳳凰山の中でも特に高級な鳳凰単叢が生産される烏崠山(烏崠村)へ向かいました。


鳳凰鎮から烏崠山へは、目的地にもよりますが、車で1時間弱で着きます。ここからは山道となり、道のりも険しくなってきます。


鳳凰単叢の茶が収穫される鳳凰山ですが、この鳳凰山は、複数の山から構成されています。烏崠山もその1つで烏崠山周辺には、烏崠村があり多くの茶問屋を見つけることができます。


私の茶の師匠であるHOJOの鳳凰単叢もここで作られており、そのため鳳凰の後に『烏崠』が付き、さらにそのあとに品種を記載するため、『鳳凰烏崠◯◯単叢』と言った名前になっています。



鳳凰単叢の茶樹

烏崠村入り口


日本の茶園を想像された方は驚かれると思いますが、鳳凰単叢の茶樹はあえて剪枝を行わず、『木』のごとく上に伸びていきます。


茶樹は剪枝が行われるとそこから勢いよく成長をしようするため、地中から吸い上げられた養分がそれぞれに分散されてしまいます。


一方で、剪枝しない茶樹の場合、新芽にそれら養分が集中するため、お茶に強いコクと余韻をもたらすようになります。


また、このエリア一帯は、無農薬・無肥料栽培が行われておりほぼ放置栽培の状態です。 これは雲南省にて収穫されるプーアル茶にも言えることですが、このような厳しい環境で育つ茶は病気や虫に非常に強く育ち、また肥料を与えていないため栄養を得るため根は地面深くまで張りそこから豊富なミネラルを取り込みます。


このような環境のもとに栽培されている茶からのみ味わうことができる感動というものがあります。だからこそ烏崠の鳳凰単叢は他で生産された鳳凰単叢と区別されているのです。


建設中の建物を多く見かける


烏崠山から下を見下ろした写真


鳳凰天池景区



烏崠山周辺を移動している際に、立ち寄った鳳凰天池景区。



鳳凰天池景区入り口

烏崠山を一通り見て回った後、潮州市内へと戻ってきました。


PROFILE

戸田裕也、IDLE MOMENT代表。
1983年生まれ。米国大学院卒、MBA取得。
茶業、グラフィックデザイン、ウェブデザイン、写真。


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