雲南省臨滄市のお茶について
IDLE MOMENTでは、雲南省臨滄より以下のお茶の仕入れを行なっております。
- IDLE MOMENTの雲南省産のお茶
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- プーアル生茶:HIKARI / 光、UKIYO / 浮世
- プーアル熟茶:YOIYOI / 宵宵
- 紅茶:AKARI / 燭火
- 白茶:HANAE / 華恵、YUZUTSU / 夕星
プーアル茶が作られる雲南省は、自らも訪れており、植物が育つ理想の場を見て、さらにお茶の魅力に引き込まれた思い入れのある場所でもあります。
雲南省臨滄市で作られる全ての茶園が全てがそうではありませんが、村の中心部から離れ、2000メートル級の山々が連なる地へ足を踏み入れると、そこには人の手が極限までかかることのない、昔ながらの自然栽培によって育つ樹齢の古い老木をたくさん見つけることができます。
野放茶園と言われる茶園
中国では、”野放茶園”といわれる茶園があります。上の写真がその野放茶園と言われる茶園です。
野放茶園とは、全く人の手が加えられていない状態の茶園のことで、あたりは雑草に覆われており、肥料や農薬はおろか、茶樹は自然のままに放置された状態となっています。
茶園とはいわれていますが、実際には日本で想像するきれいに整備された茶園とは違い、茶樹は雑草に囲まれながら限りなく自然に近く、過酷な環境で育っています。
このような厳しい環境で育てられた茶は、病気や虫に非常に強く育ちます。また肥料を与えていないため根は栄養を得るため地面深くまで根を張りそこから豊富なミネラルを取り込みます。
このような場所こそ植物が育つ”理想の環境”と言え、他の植物と共存しながら、厳しい環境の中ゆっくりと時間をかけて成長したお茶は、ミネラルやポリフェノールが沢山含まれ、非常にまろやかな口当たりと、喉の奥に吸い込まれていくようなコクと透き通った飲み心地、そして長い余韻をもたらしてくれます。
IDLE MOMENTのプーアル茶も上で説明したような強いコクと長い余韻にこだわり、標高が高い自然栽培茶園産でさらに樹齢の高いお茶に特化したお茶の仕入れを行なっています。
優れた環境で育ったお茶のみが持つ深い味わいをぜひお楽しみください。
茶の品質は、茶の育つ環境に比例する
茶の原料は植物です。そのため茶の品質は、茶の育つ環境に比例します。 以下ではIDLE MOMENTが考える品質が高い基準についてご紹介していきたいと思います。
茶葉がゆっくりと育つこと
お茶はゆっくりと時間をかけて育つことが、高品質の茶を作る上でとても重要な要素となります。
そのためには、有機無機に関わらず、肥料は与えることは良いことではなく、剪定も決して行いません。 また、標高が高いことも植物のお茶の成長することに大きく影響を与えるため、IDLE MOMENTでは、標高2000m以上を基準とし、仕入れを行なっています。
樹齢について
樹齢の高さもお茶の成長に大きく影響します。 雲南省には各地で樹齢の高いとても幹の太い茶樹を確認することができます。
100歳以上の樹齢の老木ともなると茶葉が非常にゆっくりと成長するため、お茶バイヤーの人気の対象となり高値で取引される対象となります。
しかし、その一方でその人気のために、収量を増やそうと肥料が与えられてしまった場合、成長が著しく早まり、せっかくの高い樹齢も台無しとなり、味の薄いお茶となってしまうため注意が必要となります。
高い理想を求めたお茶づくりを目指す場合、お茶が育つ環境は、極限まで自然に近い環境が求められます。
じっくりと時間をかけてゆっくり育った茶樹から採れる茶葉は通常よりも小さく、密度がとても高く、肉厚で味が濃く、豊富なミネラル含むようになります。
上記で説明した要素が整った環境で育った茶樹から作られるお茶は、体が喜ぶ心地よさと喉の奥に吸い込まれていくような強いコクと透明感、そして長く続く余韻を楽しみことができるのです。
毎年異なる茶の品質
上での説明の通り、茶の原料は植物です。
当然ながら植物の成長には気候の変化が非常に大きな影響を及ぼします。例えば、茶の収穫前の長雨は茶の成長を早め品質を下げる要因となりますし、異常な日照りや気温の変化も大きな影響を持つことになります。
そのため、同じ地域や同じ茶樹から採れた茶樹でも毎年同じ品質となることはありえません。 品質の高い中国茶は特に、ワインのように作られた年数が記載されていることがほとんどで、生産量も非常に限られています。
IDLE MOMENTにて取り扱っている雲南省産のお茶もすべて限定数量で仕入れを行なっており、毎年同じが作られることはありません。
ぜひこの機会にIDLE MOMENTこだわりのお茶をお楽しみください。